最近、トラベルコントラバスというものに興味が湧いている。
いや、正確に言うと本気で検討している。
なぜか?
それはもうすぐ車を手放すからだ。
コントラバス保有者にとって車は必須といってもいいアイテムだ。
というわけでトラベルコントラバスの候補を挙げつつ、記事を進めてみる。
ウッドベースの運搬事情とポータブルな楽器への憧れ
ここでは車を手放す経緯についてはざっくり省略することにする。
少しだけ言及するなら、元婚約者名義の車であったため話し合いの結果、手放すこととなった。
さて、ウッドベースの運搬事情は奏者にとって悩ましい問題だ。
以下の記事でも挙げたが、車はほぼ必須といっても過言ではない。
例えばセッションに出向く。
コントラバスを置いていない店も多い。
仮に置いてあっても、自分のセッティングと大分違う、ということが大半のケースだ。
なんの楽器でもそうだが、自分の楽器以外はかなり演奏しにくい。
特にコントラバスの演奏しにくさは楽器の中でも群を抜いているのではないか?と個人的には思う。
その楽器のデカさ&弦楽器という点において、ミリ単位のセッティングの違いで弾きにくさが顕著になる。
さて、東京の友人から聞いた話だが、なんと電車でコントラバスを運ぶ方が一定数いらっしゃるとのこと。
田舎でずっとコントラバスを嗜んでいた身としては、あの都会の人混みの中を、あんなでかい楽器を持って移動するのは信じがたい事実だ。
何かの映像でミンガスがコントラバスを抱えながらバスを降りてきたのはかっこよかった。
だが現実はあんなでかい楽器を抱えて、長距離を移動するのはかなりキツイ。
最近全くライブを行っていない身としては、主に楽器を運搬する目的はセッション参加だ。
そこでこの運搬事情の解決案としては
- コントラバスという楽器から転身する
- 最適な移動手段やルートを模索する
- コントラバス自体の携帯性を上げる
くらいがパッと思い浮かぶ。
僕はコントラバスが大好きなので1は論外。
2は車を手放すとかなり苦しい。駅まで徒歩十数分、バスは時間制限がかなりあり、日本の三大都市の1つの街中をコントラバスを抱えて闊歩するのはゴメンだ。
となると3。
どういうこと?と思われるかもしれないが、最近トラベルコントラバスなるものが出ている。
トラベルコントラバスとして現在候補は2つ
czech-Ease
1つめがczech ease。
The Czech-Ease Acoustic Road Bass
最近だとエスペランサやデイブ・ホランドが使用している。
一度触らせてもらったことがあるが、案外悪くないな、というのが率直な印象であった。
形状的にもっと鳴らない楽器かと思ったが、予想以上であった。
難点はやはり形状か。
最初に見た時「てんとう虫みたいだな」と思ってしまった。
以来、どうしてもかっこよさを感じることができない。
デイブ・ホランドが弾いているのを観ると、めちゃくちゃかっこいい。
だが冷静になって考えるとかっこいいのはデイブ・ホランドであって、czech easeではないことに気づいてしまう。
パッと見た値段も50万ほどと、全然手に届く価格。
David Gage Czech Ease STD 【Dark Brown】 【新品】 【日本総本店コントラバスフロア在庫品】
これがかえって悩ましさを生んでいたりする笑
chadwick foldings
もう1つがなんと折りたたんじゃうタイプ。
1回外人のベーシストが使っているのを見たことがある。
音は良かった。
演奏後楽器を片す際、駒やネックを外していく様を見て「?!」となったのは今でも覚えている。
しかしこれ魂柱とかはどうなるのだろう。
$4200とczech easeとそんなに値段は変わらない。
おわりに
以上が現在の候補。
これは来年あたりまじで買っちゃいそうだな。
もう少し情報収集をしてみるので、ボチボチ本記事は更新予定です。