フリーのインプロヴィゼーションとアートについて

先日、先輩ミュージシャンのライブを観に行った。

神戸のBIG APPLEにてミュージシャンの先輩のライブを観てきた

 

そこで改めて思ったのが、フリーのインプロ、そして最近僕が興味を持っているアートについて。

今回はそれらについて思ったことをつらつら書いていく。

僕のフリージャズの洗礼

例えば「フリージャズ」という言葉を聞くと、般若の面で「あんなものはジャズではないッッッ!!!」と条件反射的に反応する方がいる。

 

僕は全くその様な方に反論しないし、そのポジションをとることは個人の自由だと思う。

で僕はというと、フリージャズやフリーのインプロを楽しめる人間だ。

 

思うにこれは「環境」がとてつもなく大きいと思う。

幸運なことに、僕はジャズを始めてから早々にフリージャズの洗礼を受けることになる。

 

そのとてつもなく印象に残っているのが、林栄一氏、板橋文夫氏、望月英明氏、小山彰太氏らカルテットによる演奏。

ファーストセットの1曲目がフリーのインプロだった。

その演奏を目の前で聴いていた僕は、これを「既定の曲」だと誤解した。

後から人に「あれはフリーのね…」と教えてもらい、驚愕したのだ。

 

それほどにフリーのインプロに、一種の「ストーリー性」を感じた。

これ以降フリージャズやフリーのインプロにハマることになった。

 

フリーのインプロで直感と自己の感性を養う

山口周氏の著書「知的戦闘力を高める 独学の技法」という本で、教養としての音楽の重要性が説かれている。

中でもクラシックについて言及されている。

 

交響曲などは30分~1時間の演奏の中に起承転結がある。

スムーズかつ意表をつくのが名曲。

スムーズだけど驚きがない、あるいは意表をつくけどぎくしゃくしているのは駄作。

歴史的に名作と言われるものを掘り下げる。

それにより「全体構造の良し悪しを直感的に判断できる力を高める」ことが出来ると山口氏は解説する。

 

著者は「別にロックでもジャズでもいいのだが」と書いているが、あえて僕はフリーのインプロを推したいと思う。

名曲として現代に残っているクラシックもいいが、本番その場一発勝負のフリーインプロも直感と自己の感性を養うのには最適だ。

 

フリーをやたらめったらの適当で、めちゃくちゃな音楽だと考えている人がいる。

雑音にしか聴こえない人もいれば、一方でそこにストーリー性を見出す人もいる(もちろん展開される音楽ありき)。

これはもうある程度数を聴いて、感性を養うしかない。

 

鑑賞眼(鑑賞耳?)を鍛えて自己の指針と感性を持つ

ここで落合陽一氏と山口周氏の対談から抜粋したいと思う。

 

落合

日本でアートというと、たいていの人は「僕は絵が描けない」「楽器ができない」と言うんですよね。
でも海外で重要なのは、アートは鑑賞眼だということ。描ける、弾けるは関係ない。
鑑賞眼を大事にしない社会はつまらないですよ。すべてロジックに走ってしまう。

山口
教育の現場がそうですね。先生があらかじめ背中に正解を隠していて、それを当てなさいという。
僕はアートのワークショップもやるのですが、10作品から好きな絵を選んでくださいと聞くと、みんな悩んでしまう。せめて制作された年代などのヒントをくださいって。
いやいや、自分の感性で好きな絵を選べばいいだけなのに。すぐに情報を欲しがってしまうんですね。

落合
美しい絵に、決まりなんてないんですけどね、本当は。

山口
外側の物差しよりも自分の内側にある物差しを大事にした方がいいんですよ。ロジカルシンキングやMBAなどが流行していたのは10年前。

 

ここでは「感性と美意識があれば、人間はAIに追いつかれない」として鑑賞眼の重要性が語られている。

 

実は肌感覚的だが、最近この「感性」の重要性を仕事で痛感することが多い。

特に山口氏の語る「いやいや、自分の感性で好きな絵を選べばいいだけなのに。すぐに情報を欲しがってしまうんですね」とか「外側の物差しよりも自分の内側にある物差しを大事にした方がいいんですよ」をそっくりそのまま言いたいおじさんが社内に何人もいる。

 

アートを通じて自己の鑑賞眼と感性を養うというのは、今後生きていく上でかなりキモになると予想している。

まぁ実際にはフリーのインプロと今の仕事を勝手にこじつけているだけかもしれないが笑

 

鑑賞眼を鍛える

ここからかなり個人的な話になる。

 

最近アート、特に絵画に対してかなり興味が出てきている。

「鑑賞眼を鍛える」ということについて、これはもう体験しまくるしかない。

音楽なら聴きまくるしかないし、絵なら見まくるしかないだろう。

そうやって自身の好き嫌いを確立させていく。

 

というわけで関西の美術館が幾分お得になるパスを買ってきた。

関西圏で登録のある美術館で販売されている。

「ミュージアムぐるっとパス・関西2018」参加施設 (割引特典一覧)

有効期限が3ヶ月のものと6ヶ月のものがある。

ただし年度末で有効期限が切れてしまうため、今から6ヶ月パスを購入しても3月末までしか使えないので注意。

 

いくつかは無料になるものもあるし、大概は割引かれる。

これを駆使して美術館めぐりを加速させようと思う。

特に注目は2月からのフェルメール展。

【予告】フェルメール展

これはもう絶対に行こうと決めている。

 

気のせいか、どんどんお一人様が得意になってきている気がしてならない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Scroll to top