マイルスの第二期黄金クインテットの作品。
過去を振り返らず、常に進化し続けようとしたマイルス。
正直なところ電化マイルス以降はあまり聴いてこなかった。
なので今の所僕の中でマイルスのベストバンドは、この第二期黄金クインテットだ。
まずメンツがやばい。
ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムス。
奇跡の化学反応とでも言うべきバンドサウンドである。
作ろうとしても決して作れない。
このバンドの好きな理由が、ビートにある。
トニー・ウィリアムスの超前を突くドラム。
そしてそれよりも少しだけ後を追うロン・カーターのベース。
この二人の絶妙なマッチ具合が強烈なビートを生み出す。
加えてバッコバコ展開していくハービー・ハンコック。
これをバックに吹くマイルス、ショーターも痛快。
聴いていて気持ちがいい。
全曲良い。
ビートもパンチがあり、ダイナミクスもスゴイ。
何より若干の「ゆらぎ」みたいなものをバンドサウンドとして感じる。
そりゃマイルスも笑うよ、という感じのアルバム。
Miles Smiles
Released February 16, 1967[1]
Recorded October 24–October 25, 1966Track listing
Columbia – CS 9401[14]Side one
No. Title Writer(s) Length
1. “Orbits” Wayne Shorter 4:37
2. “Circle” Miles Davis 5:52
3. “Footprints” Wayne Shorter 9:46
Side two
No. Title Writer(s) Length
1. “Dolores” Wayne Shorter 6:20
2. “Freedom Jazz Dance” Eddie Harris 7:13
3. “Ginger Bread Boy” Jimmy Heath 7:43
Total length: 41:44Personnel
Musicians
Miles Davis – Trumpet
Wayne Shorter – Tenor saxophone
Herbie Hancock – Piano
Ron Carter – Double bass
Tony Williams – Drums