Donald harrisonの作品。
サックス、トランペット、ピアノ、ベース、ドラムというオーソドックスな編成。
加えて、曲もso whatだったりブルース、softly as in a morning sunriseだったりとスタンダードな感じ。
では肝心の中身はどうか?
これが各人の個性が際立っていて面白く、バンドとしてもいい感じに合致してとても楽しい演奏になっている。
ライブということもありどこか熱気も伝わってくる。
サイラス・チェスナット、クリスチャン・マクブライド、カールアレンという当時若手のトップがバックで時にガッチリ、時に緊張感を出すプレイを繰り広げる。
そこにドナルドハリソン、 らの上手い、けどユーモアもあるようなソロプレイが展開されていく。
特にオススメは最後のoleo。
疾走感があり、とても伸び伸びとしたプレイが展開されていて面白い。
最後のバースの掛け合いも最高。
For Art’s Sake
Recorded live at Birdland, New York City 9th and 10th November 1990.
track listing
1 So What 9:39
2 Nut 12:03
3 Softly, As In A Morning Sunrise 17:00
4 In A Sentimental Mood 9:20
5 For Art’s Sake 9:17
6 Oleo 10:35
7 Let’s Go Off (and end announcements)personnel
Alto Saxophone – Donald Harrison
Bass – Christian McBride
Drums – Carl Allen
Piano – Cyrus Chestnut
Trumpet – Marlon Jordan