おそらく1曲目しか聴かれないアルバムでトップに君臨すると思われるアルバム。
それがMiroslav VitousのInfinite Search。
まず、メンツがヤバイ。
Joe Henderson、John McLaughlin、Herbie Hancok、Jack Dejohnette、Joe Chambers、そしてVitous。
名前を見ただけでお腹いっぱいな感じだ。
何と言っても一曲目のFreedom Jazz Dance。
テーマはジョーヘンとヴィトウス。
「えぇユニゾンすんの?!」とのっけから圧倒されます。
当時としては最強クラスのテクニシャンですね。
わりとガッチガチの16ビートなんかで演奏されるこの曲も、本アルバムのメンツにかかれば何とも不思議な、ビートはあるけど若干浮遊感もあるテイストに変わる。
功績はデジョネットとマクラフリン、ハービーだろう。
ヴィトウスのソロも、コントラバスの指板を上から下まで存分に使っている。
初めて聴いた時はだいぶ衝撃を受けた。
各人のソロも素晴らしい。
そういえばどこかでジョーヘンだけはメジャーで演奏しているから、彼さえいなければ良かったのに、みたいなことが書かれていたのを思い出した。
それはそれでジョーヘンらしくて、個人的には好きなのだが。
Infinite Search
Track Listing
1.Freedom Jazz Dance (Eddie Harris) – 10:54
2.Mountain in the Clouds – 1:51
3.When Face Gets Pale – 7:38
4.Infinite Search – 6:49
5.I Will Tell Him on You – 11:00
6.Epilogue – 6:57Miroslav Vitous-b
Joe Henderson-ts
John McLaughlin-g
Herbie Hancok-p
Jack Dejohnette-ds
Joe Chambers-ds