昨年の今頃、僕はめちゃくちゃ自炊をしていた。
「料理の」ではない。
「本の」である。
引っ越しのドタバタもあって、手持ちのほぼ全ての書籍を一生懸命電子化。
と、したのは良かったものの、なんと今の今まで放置していた。
で、昨日自炊したものの中に読みたいものがあり、androidで読める様試行錯誤したら、めちゃくちゃ簡単だった。
せっかくなので自炊に必要な機器、手順、androidでの閲覧方法、それから自炊の外注などについてツラツラ書いてみる。
自炊(本の電子化)の方法
必要な道具
本の電子化に必要なのは主に2つ。
スキャナーと裁断機だ。
スキャナーの王道はスキャンスナップ。
最新のものは4万円ちょいくらいであるみたいだ
※2018年8月20日現在
ただ、昨年の今頃、もっと安くならないかなーと思い、ケチって前のモデルを購入した。
中古で13500円であった。
新品ではなかったが、問題なく使えた。
が、今思うとやはり最新のものの方が良い。
理由はwifiがある点。
結構これがある無しではストレスがかなり違うと思う。
次に裁断機。
僕はカール事務器のものを購入した。
安めのものではこれが評判が良かった。
使い心地だが、思ったよりサクっと本を裁断出来る。
ただこれを数冊、数十冊と続けるとさすがにしんどい。
僕も昨年の自炊は100冊も無かったと思うが、何度も心が折れそうになった。
電子化の手順
電子化の手順といっても簡単で、
- 本を裁断する
- スキャンスナップで読み込む
- データとして保存してオシマイ
以上だ。
まず上の1を実行する前に、スキャンスナップのプログラムをPCにインストールする必要がある。
これは付属のCD-ROMがあるので、それを利用する。
scansnap organizerをインストールできたら、スキャンスナップとPCを接続する。
さて、1の本を裁断する。
僕の購入したカールのものは、本をそのままでは裁断出来ない。
ある程度バラさないといけないのだ。
ちゃんとした人はカッターで綺麗に裁断するらしい。
自他ともに認める大雑把な僕は、迷わず人力でぶち破る方法をとった。
意外と簡単だ。
カバーをはずす。
表紙と裏紙を破り捨てる。
100ページごとくらいに本をちぎっていく。
で、背表紙とつながっていた部分を裁断機にかけるのだ。
案外スッと切れる。
だが裁断数が多くなるとクズはたくさん出るし、意外と疲れる。
次に2のスキャン。
これはスキャンスナップのボタンを押すだけでスキャンされる。
ただしページ数があまりに多いと紙詰まりを起こしたり、そもそもスキャン出来なかったりする。
体感としては薄い文庫本(アルケミスト)などは大体2回か3回くらいにわけて全てスキャン出来たと記憶している。
当然、ハードカバーのやつになるとそれなりに時間がかかる。
ちなみに僕の自炊で一番の強敵は「筒井康隆全集24巻セット」であった。
3のデータ保存だが、これはスキャンすれば勝手にscansnap organizerがデータとして保管してくれている。
ちなみにスキャン後の紙屑はそのまま捨てても良いが、メルカリなんかで出すと思わぬ買い手がつくかもしれない。
僕も以前筒井康隆全集の裁断した残骸を出品した。
結構お気に入り登録されたし、タイミングが合えば売れると思う。
ちなみに僕は引っ越しに伴う廃棄後、出品取りやめを忘れ、あやうく購入されかけた。
androidで自炊データを見るのはめちゃ簡単
当時androidで自炊データを見ようと色々試したのだが、イマイチ上手く出来なくて挫折してしまった。
で、今回再挑戦したら笑っちゃうほど簡単に閲覧可能な状態に持っていくことが出来た。
必要なものは
- androidのスマホかタブレット
- perfect viewer(無料)
- Perfect Viewer PDF&DJVUプラグイン(無料)
- 自炊したpdfデータ
- SDカード
以上だ。
手順としては
- スマホorタブレットを用意
- perfect viewerとPerfect Viewer PDF&DJVUプラグインをダウンロードしておく
- SDカードに閲覧した自炊のpdfファイルを入れる
- 3のSDカードをスマホorタブレットに装着
- perfect viewerで見ることが出来る
たったこれだけだ。
自炊が面倒くさければサービスに頼る手もある
僕は極度のめんどくさがりで、実を言うと今自宅のスキャンスナップは押入れの中だ。
簡単な書類のスキャンは未だ行うものの、本の自炊は全然しなくなってしまった。
というのも数冊ならまだしも、まとめて一気にとなると意外に労力がかかる。
加えて、慣れても分厚い本だと時間がかかる。
自炊中に「あれ、この自炊している時間全然本を読む時間に充てられるな」と思ってしまうこと必至。
また裁断の際のクズも結構気になるし、何より裁断後の本がゴミとして邪魔。
専ら本は電子書籍で買うようになった。
とはいっても未だ電子化されておらず、書籍でしか売ってないものも多い。
そこで電子書籍化の外注を目論でいる。
個人的にはbookscanが良さそうな気が。
これについては体験したらまたブログに書いてみたい。
いっそ全ての本は電子書籍で
この記事を読まれている方は、やはり電子書籍として本を読みたいのだと推察する。
やはり代表的なものはKindle。
androidでもアプリをダウンロードさえすれば、サクっと読めるのでオススメだ。
また一長一短はあるものの、なんだかんだで使用しているKindle unlimitedの記事を載せておく。
kindle unlimitedでの個人的オススメ本を挙げてみる
また電子書籍というとKindleばかり注目されるが、同じくらいhontoにも注目いただきたい。
まだKindleで消耗しているの?hontoだと電子書籍がお得に安く読めるよ
終