気づけば僕は知らない土地にいた。
「あぁ…またやってしまった…」
昨晩の記憶を必死に思い起こすと、確かに3次会までは元気だった。
4次会から自分の記憶がぐにゃぐにゃしている。
で、気づいたら朝六時に某公園で起床したわけだ。
僕はお酒が大好きだ。
どの酒も美味しく感じる体質で、これには両親に感謝している。
一方、よく泥酔して記憶を無くす。
学生ならまだしも、いい加減大人なのだから気をつけたいと思い、今年早30回目くらいだ。
節度のある飲み会はやはり楽しい。
特にこの2,3ヶ月、社内のみならず、社外の専務、前職でお世話になった方、家族、全くの他人など、わりと幅広い人と接してきた。
だがふと、最近飲み会にも良い飲み会と悪い飲み会があるな、と感じてきた。
その上で、戒めの記録も兼ねて以下に綴っていきたい。
目次
良い飲み会
新しい情報に触れられる
先日のメンターとの飲み会。
そのメンターは元開発職&社長、現営業部長兼取締役専務だけあって、肩書は勿論すごいのだが、それ以上に知識や蓄えている情報量が多い。
僕も開発職に携わっていることもあって、全国のオススメの店を聞きまくった。
こうした新しい情報を聞ける飲み会に行って後悔したことは一度もない。
刺激的であり、非常に有意義な時間が過ごせると感じる。
ただ、情報クレクレだけではいけない。
常にアンテナを張る、あるいは自分の専門を極めるなどして、お互いに有益な情報交換を心がけたいものだ。
未来志向あるいは今を生きる
これもメンターとの飲み会。
専務ということで、近々社長になるのは確実。
そこで語るビジョンや会社をどうしていきたいなどの話は、新鮮かつ未来への情熱などを感じられて、聞いていて胸が熱くなる。
あるいは友人。
最近新居を購入したので、お邪魔してきた時に飲んだ。
以前は夜型の生活で家にいる時間はかなり少なかったそうだ。
しかし第一子が生まれてから、家族優先を考え、働き方を改革。
朝方にシフトしたおかげで、夜の家族との時間を大切にしていた。
彼の人生は、彼等の人生へとシフトして、精一杯生きているのだと感動した。
こうした未来の希望の話、あるいは今を精一杯生きている話には、こちらもかなりぐっとくるものがある。
悪い飲み会
愚痴
大概会社の人と飲むとこうなる。
〇〇さんのやり方はおかしい、〇〇さんの態度は横柄だ、〇〇さんの考えは時代にそぐわない…
言っても仕方のないことについて、延々語る。
これに同僚が同調などしたら、そりゃもう最悪だ。
そのたびに僕は「業務中に直接本人に言えばいいやんけ…」と思う。
何の生産性もない。
会社の同僚や部署内の人間と飲む
愚痴とかぶるが、これも悪いケースが多い。
普段話している分、どうしても会社のことに話題がいきがちだ。
目新しいことはなにもない。
まして普段から意識的に情報を取り入れたり、音楽聴いたり、映画みたり、本を読んだり、旅をしなかったりする人だと、本当に話題は会社のことしかない。
直近でダメダメだった飲み会。
J上司と飲む。
今年の4月に親会社から出向してきたせいか、周りの目が気になるという。
事実、J上司以前に親会社から出向してきた人々の評判はすこぶる悪い。
しかもどうやらウチの社員の誰かが、それを面と向かってそのJ上司に言ったらしい(それもどうかと思うが)。
そのことを持ち出され「今すぐにでも親会社に帰りたいけどね。毎日ストレスだよ」と愚痴が。
実際J上司は畑違いの親会社からやってきたものの結構頑張っていて、悪い噂などは今現在全く聞かない。
それをJ上司に伝えると「そりゃ下っ端のお前に他の人が言うわけないやんか!」と言われた。
(そう言われると僕もう何も言えないんですが…)と心の中で思い、酒でギアが入ってきたJ上司の愚痴を延々聞いた。
この経験から、たまーーーーーーーーーーにならいいが、やはり積極的に会社の近しい人達と飲んでも、あんまり意味ないかなと思った次第。
過去の話
これは結構学生時代の同級生と飲むと多いケース。
帰省の際、高校の頃の友人と飲むことが多いのだが、大抵の話題が昔話。
「え?!文化祭の話?!何年前かわからんこの話題を何回するんや?!」と何回も思ったのを記憶している。
二次会
大抵酒が入ると気分が高揚していて、かなりの確率で僕は二次会に行きたがる。
だが、大抵一次会で話は出尽くしているし、先の話題をループしたりと何かとカオスになり、結局二次会行った意味ないやんけと思うことは結構多い。
メンターとの飲み会ですら、二次会は別に行かなくても良かったかなと思ったほどであった。
これは今の僕の課題だが、まだ行ったことのない良い店や、お酒が美味しい店以外には行かないように心がけたい。
まとめ:結局は自分次第
アドラー心理学で、こんな言葉が出てくる
「人生についての意味づけ(ライフスタイル)を変えれば、世界は驚くほどシンプルになる」
結局のところ、僕の飲み会論もここに行き着く気がする。
飲み会の雰囲気が楽しい人もいるし、花金で同僚と騒ぐのが楽しい人もいる。
人それぞれが楽しいと思える飲み会を楽しめばいいと思う。
その上で、やはり先程述べたことをまとめると、
・普段接している人よりも、新しい情報を持ってそうな人と情報交換を
・過去の話は要らない。全力の今、希望ある未来の話を
そういった飲み会を良い飲み会と断じている。
それ以外の飲み会はバッサリ切り捨て、自分の時間を大切にしていきたいと思った次第。
中々これが難しいんだけどな、酒好きとしては。
糸冬