先日、大阪は法善寺横丁にて美味い飯屋に行ってきた。
お店の名は「おら鴨」。
鴨料理の専門店である。
ここが、かなり美味しかった。
それはもう料理に夢中になり、写真を撮り忘れるほどであった。
完全にブロガー失格である。
というわけで、紹介していきたいと思う。
おら鴨
「おら鴨」は難波駅から徒歩3分ほど。
法善寺横丁にある。
串かつだるまのビルにあって、少しだけ入り口がわかりにくい。
エレベーターで4階まで行く。
臭み0。いつも食べていた鴨は何だったのか
僕は鴨が大好きなのだ。
あの一般の鶏肉とは違う風味と旨みが最高に好きだ。
鴨の刺し身盛り合わせがあるとのことで、すぐ注文した。
出てきたのはロース、ささみ、ハツ、ズリ、レバー。
ロース・ささみは醤油、ハツ・ズリ・レバーはごま油+塩で食べる。
食べてみてめちゃくちゃ驚いたのは、臭みが全然無かったことだ。
種にもよるのかもしれないが、普段食べる鴨は口に含んだ瞬間に鴨独特の風味が広がる。
これが極限まで抑えられていた。
で、あっさりかと思えば否。
噛むほどにその旨みが強くなっていく。
飲み込んだ後もしばらく口の中に旨みが残っていたほどだった。
特にささみなんかは食感も魚の刺し身みたいで驚いた。
ロースにはもちろん脂がついている。これは提供されたてよりも若干放置して温度を上げると、口の中で脂が溶けやすくなってより美味かった。
言わずもがなハツ、ズリ、レバーも美味。
刺しも焼きも鍋も美味い
今回注文したのは
・刺し身盛り合わせ
・コース「おら鴨流」(焼きと鍋のコース)
・他ビール・日本酒数杯
であった。
コースは、まず小鉢2種。
厚揚げと小松菜のお浸しと、もう1つは忘れてしまった…
次にサラダ。
その次が「本日の鴨逸品」で、手羽元焼ねぎポン酢。
細かくなった手羽元にどっさりねぎがかかっていた。
実は刺し身盛り合わせの前にこれが来た。
食べた瞬間美味かったので、この店は美味いと印象付けられた1品だった。
焼きは炭火の七輪で。
分厚いロースとささみ、ハツ。
それから野菜もろもろ。
これをごま、塩、胡椒を混ぜたものでいただく。
表面の色が変わったらすぐ食べて下さいとのこと。
表面は焼けているけど、中は半生というのは新鮮さのなせる技だ。
焼くと、より肉っぽさが増す。
鍋は紙鍋
なべつゆは醤油ベースのやや甘め
最初にどさっと野菜ともも肉を入れ、適当に火が通ったら食べてOK
その後、ロースを2~4秒くらいでしゃぶしゃぶして食べてください、とのこと。
しゃぶしゃぶは2~4秒に限らず、好みの秒数ですればいいと感じた。
もちろん2~4秒も美味い。
ピンク色で、ちょっとだけ血っぽさを感じつつ、やや固くなった身が美味い。
秒数を長くすればするほど、焼きとは違った肉っぽさを楽しめる。
鍋の後はうどんかそばか選べる。
そばを選択した。
肉から出た旨みが存分に鍋に移っていた。
確かに美味かったが、蕎麦を食うにあたってはやはり関東風がいいと思った。
デザートはアイスが2個。
日本酒も鳳凰美田、磯自慢、九平次などを頂いた。
なぜ臭みが無いのか
臭み0があまりにも不思議だったので店員さんに聞いてみた。
曰く、「朝引き」がポイントみたいだ。
提供される肉は、いずれも当日朝まで生きていたものだ。
その新鮮さゆえ、臭みは無いし、生でも充分提供出来るとのこと。
ちなみに普段鴨のささみとかは見ないけど、どこ行っちゃうんですかね?と質問。
一般的な鴨はやはり日が経っているので、鴨肉として使用する以外の部分は、廃棄しちゃうのだそうだ…
お会計
ここまで充分鴨を堪能して、ビールと日本酒もグビグビ飲んで、2人で2万円ほどであった。
今度は写真をとるために再訪したい。
大阪府大阪市中央区難波1-5-24 だるま難波本店ビル3・4F
06-6211-1528