食べログ全国1位になったこともある「楽々」と、うどんの美味さを担う重要な要素の1つを紹介しようと思う

先日、といっても結構前だが、楽々といううどん屋に行って来た。

ここは食べログうどん部門全国1位に輝いたことのある店だ。

 

食べてきた感想だが、べらぼうに美味かった。

 

今回はその店の紹介と、加えてどこが美味かったか、そしてうどんの美味さを担う要素について書いてみたいと思う。

楽々

楽々

楽々はほぼ枚方市に近いところにある。

 

僕はだんじりの有名な町に居を構えている。

途中道にも迷い、高速を使っても1時間以上かかってしまった。

実に遠い。

 

11時半開店のところ、11時45分ごろつく。

すると、もう10人以上の列があった。

店内はそんなにキャパがないのか、列がはけるのが遅い。

 

普段僕は、飯を食う際は決して並ばない。

あまりにもアホらしいからだ。

 

だが食の研究家の僕としては、どうしてもここの人気の秘密が知りたかった。

※僕は一応某食品会社で、しがない開発業務に従事している

食品の商品開発に携わってるので入社前後のギャップを語ろうと思う

 

入店・注文・調理場覗き見

結局40分くらい並んだ。

やっと店内に入る。

 

注文だが、結構メニューが豊富だ。

定食もやっているみたいだ。

 

ぶっかけときつねを頼む。

 

僕は、きつねうどんを調査の1つの指標にしている。

どの店にも大概置いてあるので比較しやすいのだ。

さらに麺・出汁・具がシンプルであり、その一体感もふくめ評価しやすい。

 

ちなみにきつねといえば、発祥はうさみ亭マツバ家であり、僕はそこの大ファンだ。

以前魂をこめたマツバ家の記事を1つ書き上げたのだが、ミスで消えてしまい茫然自失となった。

 

さて、2杯も頼むのかという疑問はさて置き、なぜぶっかけも頼んだか?

ずばり、コレも比較のためだ。

汁のある温かい麺と、汁のない冷たい麺。

この比較をしたかったのだ。

 

なぜここまで比較にこだわるかというと、分析は比較だからだ。

「分析とは比較、すなわち比べること」―安宅和人「イシューからはじめよ」

 

うどんが来るまで調理風景を眺めていた。

すると店主が圧力釜を用いて、丹念に麺をゆがいていた。

 

この店のポイントは「圧力釜」を使うことなのだ。

これにより、うどんの美味さの重要な要素の1つを最大限に高め、ゆえに圧倒的人気を得ている。

これは後述。

 

実食

きつね

1口食べて、マジで驚いた。

今まで食べたことのない麺の食感だった。

 

揚げも食べる。

出汁も飲む。

食べ進める。

 

揚げも出汁も手抜きをしていない。

むしろこだわっている。

 

しかし、それらが霞むほど麺の印象がデカイ。

ここは麺を食べるお店だな、と率直に感じた。

 

牛ぶっかけ

きつねと比べ、さらに麺の食感の強烈さに驚く。

 

牛やその他のトッピングももちろん美味しかった。

だが、やはり麺の印象が強すぎる。

滅茶苦茶並ぶ店だというのも、納得できた。

 

ちなみに麺自体を味わいたい人が多いせいか、僕の行った時は店内のほぼ全員がぶっかけを注文していた。

 

麺の美味さを担う「コントラスト」

さて、ここまで「麺がすごい、強烈」と書いておいて、あえて詳細は書かなかった。

実は楽々の麺は、うどんの美味さの重要な要素の1つが、とんでもなかった。

それは「コントラスト」だ。

 

麺の美味しさは、種々の要素が複合的に成り立ち、形成される。

小麦の香りや味、表面の質感、食感、のどごしの良さ、麺質にあった太さ、茹で加減etc

どれも重要な要素である。

 

「麺が美味い」と言われるところは、これらの要素の1つが突出していたり、あるいは絶妙なバランスだったりする。

 

中でも、「コントラスト」はかなり重要だ。

麺の表面の柔さ、そして中心の詰まり感。

この外側と内側の対比が、絶妙な食感をうむ。

そして一般的にこの対比が際立っていると、美味しく感じる。

 

逆に、伸びきった麺が美味しくない理由の1つも「コントラスト」なのだ。

伸びた麺はスープを吸い、麺全体が均一化し、食感もへったくれもなくなってしまう。

 

意外なほどに、食感は大事なのだ。

 

楽々だが、この強烈なコントラストを出すキーは圧力釜なのだとか。

知り合いの話によると、圧力釜で麺をゆでるのは相当難しいらしく、容易に真似が出来ない。

 

だからこそ、圧倒的人気を得ているのだ。

その証拠に、現地の周りは本当に何もない。

にもかかわらず楽々にはたくさんのお客が来る。

その美味さを求めて、わざわざ足を運ぶのだ。

 

おわりに

わざわざ飯を食いに片道1時間以上かけて、しかも列に並ぶなんてことは余程のことじゃないかぎり、無い。

 

だからこの店にも、またわざわざ混む休日に並んででも行くか?と言われれば、多分行かない。

 

しかし、である。

自分でこの記事を書いていて「あぁ、あの食感をまた味わいたいなぁ」という欲求が出てきたのも事実。

 

げに恐ろしき麺の美味さよ。

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