先日鹿児島滞在時、高見馬場から鹿児島中央駅を所要で往復した。
往路は徒歩だった。
そして復路に「かごりん」を生まれて初めて使ってみた。
これが意外と良かった。
というか、鹿児島中央駅から天文館へ行くなら「かごりんが最強かもしれない」と思ってしまった。
そこで「かごりん」の使用感も含めて、以下に書いてみたいと思う。
目次
かごりんとは
「かごりん」とは、主に鹿児島中央駅~天文館~ウォーターフロント(以下本記事では「主要3エリア」とする)に設置された、シティサイクルだ。
なんでもエコと観光振興のために2015年に出来たものらしい。
事前登録不要。
必要なのは携帯電話と、現金orクレジットカードor電子マネーorICカード。
使用料金1日200円。
30分以内の利用で追加料金無し。
現在、主要3エリアを中心に、25箇所のサイクルポートから利用可能だ。
かごりんの乗り方
かごりんの利用方法は以下のページに乗っている
http://www.kys-cycle.jp/kagorin/guide/
流れとしては
- 登録
- 支払い
- チャリに乗る
- 返却
以下実際に使用した所感も交え、利用方法を追っていく。
なお今回、僕は鹿児島中央駅東口を利用した。
こんな感じでチャリが停めてある。
登録
ポートは野ざらしだ。
灰による環境要因なのか、利用回数の多さで摩耗しているのか、3年経過による劣化なのか、数字入力箇所がガッサガサになっていた。
またボタンの感度がすこぶる悪かった。鹿児島中央駅東口だけかもしれないが。
利用登録の看板が一応設置されている。
支払い
今回は電話番号登録して、支払いはクレジットカードを利用した。
支払いは瞬時に完了はしなかったが、そこまで待たずに決済出来たと記憶している。
チャリに乗る
今回僕は駅前から高見馬場のサイクルポートまで移動した。
チャリの見た目は、さすがに使い込まれているからかボロさは否めない。
あと、乗車時の安定感だが、良くはない。
乗る分には問題無かったが「こまめにメンテされてるのかな?大丈夫かな~」と思ったりもした。
返却
ポートの自転車置きに返す。
前輪のタイヤ置きがあるので、そこに前輪をつっこむ。
すると自動でロックがかかって返却完了だ。
利用はいたって簡単であった。
かごりんの設置場所
基本は3つのエリアで区分されている。
鹿児島中央駅周辺
天文館周辺
いわゆる飲み屋街
ウォーターフロント
水族館付近である。
またよく2chまとめ等でネタにされる鹿児島駅もこのエリアだ。
観光客が利用するなら以上の3エリアだと思う。
他にも与次郎の方だったり、鹿児島大学付近にもあったりする。
学生も通学で使ったりするのだろうか。
なぜかごりんがいいと思ったか
なぜ「かごりん」を良いと思ったか。
それは「サクっと使える気軽さ」だと結論づけた。
ここでは鹿児島中央駅~天文館の移動を想定して、他交通手段と比較してみたい。
交通手段を大別すると
主要3エリアの移動手段だと、徒歩、バス、市電、レンタカー、タクシー、かごりんに大別できると思う。
ここであらかじめレンタカー、タクシーは外しておきたい。
主要3エリア間の移動だとレンタカー、タクシーともにかなり割高になるからだ。
料金
徒歩は、まぁ無料。
バスは大体200円前後(鹿児島中央駅~天文館が190円)。
市電は一律170円。
バス・市電で驚くべき点は、ICカードが地域特有のものしか使えず、suicaはおろかsugocaすら使えない。
かごりんは基本的に1日200円だ。
30分以上使用で100円追加されるが、3エリア利用であれば30分以内で大体アクセスできちゃう。
30分越えそうならサイクルポートに一回停めればいいし。
しかも支払いが現金以外にクレジットカードやnanaco、waonの電子マネーもok。
ICカードはsuicaやsugocaも大丈夫だ。
キャッシュレスにきちんと対応している点が良かった。
また頻繁に利用する人には月額会員制度もある。
利用場所
徒歩は、自分の足で歩けるのでどこでも行ける。
市電は沿線のみに停留所がある(当たり前だけど)。
バスも道路沿い。
かごりんのサイクルポートは設置場所が限られてはいる。
だが天文館公園横だったり、ドルフィンポート前だったり、与次郎付近にもあったりする。
市電・バスと比べるとピンポイントなとこまでアクセス出来る。
所要時間
徒歩は結構歩く。中央駅~天文館だと20~25分くらい。
バスは鹿児島中央駅~天文館は6分。市電だと7分。
https://www.jorudan.co.jp/norikae/route/鹿児島中央_天文館通.html
所要時間は短い。が、乗車のタイミングを逃すと痛い。
市電だと大体十分前後間隔なのだが、バスだと1時間に2本レベルだ。
かごりんは厳密に計測してないが、普通に考えて徒歩の半分以下の時間だろう。
利用時間の制限がないのも良い点の1つだと感じる。
以上の観点と実体験から、サクっと主要3エリアに行くとしたら僕はかごりんがベストだと思った。
注意点
かごりんのデメリットだが、まず雨の日は難しいだろう。
また僕が利用した時もそうだったのだが、降灰時目がやられる。
まとめ
鹿児島中央駅~天文館~ウォーターフロント間の移動で、天気が悪くなければ、キャッシュレスにも対応しているし、登録の手間に目を瞑れば、かごりんは気軽に使えて最強