素人がセカンドオピニオンについて考えてみる

先日祖父が亡くなった。

 

今回祖父の死をきっかけにセカンドオピニオンについて思うことがあった。

イチ素人の体験談、予防医学の話を織り交ぜ、以下に記していこうと思う。

 

セカンドオピニオンとは

現在常識になった感はあるが、まずはセカンドオピニオンとは何かを再確認しようと思う。

 

セカンドオピニオンとは、患者さんが納得のいく治療法を選択することができるように、治療の進行状況、次の段階の治療選択などについて、現在診療を受けている担当医とは別に、違う医療機関の医師に「第2の意見」を求めることです。セカンドオピニオンは、担当医を替えたり、転院したり、治療を受けたりすることだと思っている方もいらっしゃいますが、そうではありません。まず、ほかの医師に意見を聞くことがセカンドオピニオンです。

セカンドオピニオンを活用する|がんになったら手にとるガイド

以上がセカンドオピニオンの説明だが、なぜそれを持ち出したか。

祖父、それから母のケースよりセカンドオピニオンの重要性を認識したので、そのことを書いていく。

 

祖父のケース

以前より祖父は糖尿病を患っていた。

 

足腰は弱かったが、かなり頭はっきりしていて、自分の誕生日を西暦で言えたりもした。

ちょっとした変化の始まりは足のむくみからだった。

介護をしていた母が祖父の足のむくみに気づき、病院に行った。

医師からは「きっと糖尿病に関連したものでしょう」ということで、食事等に気をつけて様子を見ることとなった。

 

その後足のむくみの問題は放置され、だんだん以前と変わらない日常生活に戻っていった。

しかしある日祖父は微熱に悩まされる。

最初は風邪かと思い病院に行くと、どうも肺に影があるとのこと。

 

国立病院での診断を勧められ診察を受けると、結核だとわかった。

その後、地元の病院から街の病院に移され、結核病棟で治療に専念することとなった。

 

さて、そこで初めてわかったことだが、実は祖父の心臓が弱っていた。

 

結核病棟での治療中度々不整脈が見られた。そして足のむくみ。

これらは心臓が弱っていることで全て説明がつくと担当医から診断されたのであった。

 

その後、結核病棟での投薬及びリハビリは順調であった。

しかし、先日急変した。

 

突然の心肺停止。

その後呼吸は回復したものの、一時的に脳への酸素供給が途絶えたことで「ほぼ脳死」ということであった。

最後は脳死による呼吸停止と腎不全により息を引き取った。

もし早々に心臓が弱っているのがわかっていたら、違った結果になったのではないかと 思ったのであった。

 

母のケース

母は乳がんを患っている。

 

十年以上前に乳がんを患い、治療した。

完治した様に見えたが、なんと5年前に再発転移。

現在投薬治療中だ。

 

当時の僕の伝手で、熊本大学病院にお世話になっている。

鹿児島からは距離があり遠いのだが、今も定期的に熊本大学病院へ通っている

 

そんな母だが、2年前突然意識を失い倒れた。

忘れもしない熊本地震の本震4月16日であった。

 

意識を失う前、母から僕に電話があった。

どうも突然立てなくなり救急車を呼んだと呂律の回らない口調で留守電が入っていた。

 

24時を回っていたが、40 km 離れた地元にタクシーで向かった。

 

運び込まれた病院で医師からは、頭蓋骨にあった癌が脳に浸潤し意識を失ったのではないか、ということであった。

「ほとんどもうおしまいだ」というような意を言われた(歪曲していない。極めてダイレクトな表現であった)

「脳に来たらオシマイ、せめてもの緩和治療しかない」と説明を受け、僕は目の前が真っ白になった。

 

翌日、母の意識は戻ったが、僕は医師から聞いたことを伝えられずにいた。

 

どうもその医師の言い方が気に入らない。

 

セカンドオピニオンを求め、街の大学病院に出向いた。

(今思えば、すぐ熊本大学病院の主治医に意見を求めるべきであった。やはり僕も気が動転していたと思われる)

しかし街の大学病院でも、地元の病院の医師と同じようなことを言われた。

またある先生からは「で、逆に僕にどうしてほしいの?」と言われた。

言い換えると「もう脳に転移したからオシマイ。緩和治療に移行するしかないよ」ということであり、地元の病院の判断と一緒であった。

 

もうダメかと状況に絶望していたが、熊本大学病院の主治医へやっと連絡し意見を求めた。

その時主治医より、幸い母の乳癌は有効な手立てを打てるタイプで、まだまだ治療薬もあるので是非熊本大学病院で治療を続けていきたいと言われた。

 

この一言でかなり僕は救われた。

電話をした翌週、無理を言って母と同伴で熊本大学病院へ向かった。

地元の病院では「癌が脳へ浸潤」と言われたが、熊本大学病院では「癌は頭蓋骨にあるものの 決しての浸潤はしてない」とのことであった。

そして主治医より、当時服用していた治療薬を続け、数値を見つつ状況によって治療薬を変更することを提案された。

母は熊本大学病院での治療を選択した。

 

それから現在に至るまで熊本大学病院のお世話になっている。

先生のおっしゃる通り、幸い母に有効な薬はいくつもあり、決して元気とは言えないけれども日常生活を送ることはできている。

脳への癌の浸潤もなく、むしろ薬の効果で頭蓋骨の癌はほぼ消えた。

 

この経験から、本気で治療したければ、セカンドオピニオンは県を越えてでもすべきだと学んだ。

 

予防医療とセカンドオピニオン

全くの素人からすると、医師の診断は絶対のものと思える。

それは疑いようがなく、盲信してしまう。

だからこそ、提案される治療しかないと思ってしまう。

 

だが今回の祖父の件、そして母の件を振り返ると、やはりセカンドオピニオンというものは当たり前に行っていくべきだと感じる。

 

では僕はどうするか。

 

まずは病気にならないように心がける。

基本的な栄養摂取と適度な運動を心がけ、健康を維持する。

 

次にやれるだけ予防医療を実践する。

堀江貴文氏の「無駄死にしない技術」は予防医療の表層を知る上でいい本だと思う。

現に僕は、この本から「胃がん対策としてのピロリ菌検査」を知った。

 

ピロリ菌の検査は何と、ふるさと納税でもできる。

昨年度、僕も実施した(陰性であった)。

 

また若いからと慢心せず、人間ドックもこれからは受けてみようと思う。

そうやってなるべく病気へのリスクを減らす。

 

そうはいっても病気になってしまうことがある。

 

その際は、一つの病院の診断に頼らずセカンドオピニオンを求め、後悔のない治療方法を選択していきたいと思う

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