個人的発見をした時の高揚感 ONJQ “ONJQ Live in Lisbon”

ONJQ “ONJQ Live in Lisbon”

このアルバムを久々に聴き、新たな発見もあったので書きなぐってみた。

“ONJQ Live in Lisbon”を久々に聴いてみた

私はこのアルバムをジャズ研時代、ギターの先輩(今プロで活躍している!)から借りた。

昔から大友さんは大好きで、ONJOEmergency!JOY HEIGHTSなんかもぼちぼち聞いていた。

 

先日、ふとLive in Lisbonが聴きたくなった。

久しぶりに聴いてみると、 やはりめちゃくちゃかっこいい。

よくこのアルバムはフリーだ、なんて言われてますが、ちっともそんなことはないと僕は思う。

ちなみにLive in Lisbonはspotifyにもバッチシある。

 

個人的にeurekaという曲が大好きだ。

よくONJQもしくはONJOで演奏されるeurekaは、 短い一つのテーマを繰り返す。

最初は芳垣さんのミュートトランペットから始まる。

次第に各々の楽器がインプロを展開していく。

だんだんとバンド全体のダイナミクスが高まり、最終的には轟音の壁が迫りくる、とでも言うべき演奏となる。

これがまたかっこいいのだ。

 

個人的発見!そしてThingについて

アルバムを聴きつつ、 改めてメンバー確認してみた。

すると菊地成孔さんだと思いこんでいたテナーサックスは、実はMats Gustafssonさんだった!!!

 

このCDを知っている人からすれば何をいまさら…笑、と思われるかもしれない。

だが僕は完全に忘れていたのでかなりはっとさせられた。

 

Mats Gustafssonといえば、今をときめくジャズアイドルグループ「The thing」のメンバーの一人だ。

bassは僕が最も尊敬しているベーシストの一人、Ingebrigt Håker Flatenさん。

ドラムはフリーといえばこの人、Paal Nilssen-Loveさん。

僕は the thingのライブを一回生で見たことがある。

その迫力は本当に凄まじかった。

演奏内容はフリーのインプロなのだが、 もうダイナミクスの幅がすごいし、演奏の展開もすごい。

三人の音の塊みたいなものがせまってくる感じは堪らないし、これはライブならではだ。

 

フリージャズ、というと敬遠する人がすごく多い。

だが、フリーの巨匠の演奏は、1つの立派な曲としての完成度が高い。

まるでストーリーがあるかの如し、だ。

 

ちなみにそのライブで一番素晴らしいと思ったテイクはアンコール。

ごくごく小さい音で始まり、2分くらいで終わったミニマムなインプロであった。

これには観客全員唸ってしまった。

 

その後、打ち上げに参加してメンバーと話す機会があった。

この時僕は憧れのIngebrigt Håker Flatenさんと話すことができた。

多分隣でずっとべったり喋ってたから、さぞかし気持ち悪がられただろう。

だが、 一緒に撮ってもらった写真は宝物だ。

 

Mats Gustafssonさんはその時風邪を引いていた。

結構きつかったらしく、彼が体調悪いのでホテルに帰ると言ったので、1次会がお開きとなった。

しかし、風邪なのにあんな爆音インプロがよくできるだと感心せざるを得なかった。

 

ちなみにPaal Nilssen-Loveさんはかなりお酒好きだw

僕は眠かったの二次会で 帰ったのだが、他の観客と一緒に夜の街へ消えていってしまった。

 

そんなこんなんで、あのMats GustafssonがONJQ に参加していたんだな、と気づいただけの話でした。

 

ジャズのCDを漁る醍醐味

やはり、自分の中での意外なジャズミュージシャンの組み合わせを発見するのは、ジャズのCDを漁ってて生じる醍醐味の1つだと思う。

例えば僕の中では、john coltraneとdon cherry、charlie haden、percy heath、ed blackwellの共演「the avant-garde」とか、archie sheppとniels-henning orsted pedersonのduo「looking at bird」とかがそうだった。

created by Rinker
ワーナーミュージックジャパン

 

どれも有名盤だし、知っている人からすれば何をいまさら…笑、という感じだろう。

だが、その個人的発見をした張本人には、言い表し難い高揚感が生まれている。

発見したCDを聴いてみて、その中身が良くても悪くても、強い印象として記憶される。

そしてそれが自分のジャズ教養のデータベースに蓄積される。

 

今回は手持ちのCDでの発見だったが、大体は新たにCDを漁っている時に発生する。

CDを探すのは、オンラインか実店舗の2つに分けられると思う。

オンラインのいいところは、検索性だ。

瞬時に情報を探れるし、ディスコグラフィーを一覧で表示すれば、自分にとって意外なCDを発掘出来る。

 

対して、実店舗でのCD発掘が劣るものではないと感じている。

それは自分の興味外のCDも一様に陳列されているので、その中で自分にとって意外なCDを見つけられる。

これが面白いから実店舗でのCD漁りが辞められない。

東京行くと必ずディスクユニオン寄ってしまうのはこれが理由だ。

というわけで、どなたか大阪でもいいCD屋があれば是非教えてください。

 

クレジット

Yoshihide Otomo/ Onjq Live In Lisbon

track

  1. SONG FOR CHE/REDUCING AGENT
  2. SERENE
  3. FLUTTER
  4. EUREKA

 

メンバー

MATS GUSTAFSSON(ts,bs)

津上研太(as)

大友良英(g)

水谷浩章(b)

芳垣安洋(ds,tp)

 

Recorded August 2004 at the “Anfiteatro ao Ar Livre da Fundação Calouste Gulbenkian”, Lisboa.

2 Comments

  1. […] この記事でも書いたが、今をときめくジャズアイドルグループthe thingのベーシストである。 […]

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  2. […] 個人的発見をした時の高揚感 ONJQ “ONJQ Live in Lisbon” […]

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