田舎から出てきたカイドーはコストコなるものに興味があった。
前の職場の人から、コストコは安いし、何でも揃うから便利だ、と聞いていたからだ。
「なるほど、鹿児島のA-Z(*)みたいなものか。行ってみるか」
(*:A-Zとは鹿児島にある年中無休24時間営業の巨大スーパーである。食鮮品から車、はては墓石まで揃う、鹿児島県民が集うヒップな場所だ。)
そう思った僕は、引っ越してすぐにコストコに行った。
そしたらPBらしいクラフトビールがあり、買ってみたら意外と良かったので紹介したい。
実はコストコがあまり好きではない
さて、正直なところ、僕はあまりコストコが好きではない。
理由は5点。
1.年会費が高い(4000円ちょいくらい)。その分、元をとろう!という感じが一般的らしいが…
2.大勢の人がいる中、バカでかいカートを巧みに操作しなければならない点。
3.物にもよるが、たいして安くはない点。
4.商品のバリエーションも、そんなに無い点。
5.会員証の顔写真が犯罪者っぽい点(これは完全にこちらに非がある)
などなどだ。
初めて行った時、「もう2度と行くことはあるまい」、と思っていた。
しかし、頭の片隅にずっと気になっていた商品があり、それを試してみたい衝動にかられた。
その気になる商品とは、クラフトビールである。
基本的に金曜土曜しか酒を飲まないのだが(翌日ポンコツになるので)、突然クラフトビールが飲みたくなり、「以前見かけたアイツを飲むしか無い」という気持ちが抑えきれなくなったのだ。
そういうわけで、昨日また行ってきた、というわけだ。
昨日のお買上げ商品は2点だ。
ピザ1枚、それからクラフトビール1ケースだ。
ピザ1500円、クラフトビール4500円 計6000円ほど。
一般のコストコ客からしたら、購入点数が異常に少ない。
皆が皆アメリカかよ、ってくらいカートに目一杯商品を積んで買い物をしているからだ。
コストコから帰宅し、早速ディナーの準備をする。
買ったもの1:ピザ
まずピザ。でかい。
写真を撮るのとサイズを量るのを忘れていたが、家のオーブンレンジには入らない大きさであった。
4等分して、やっとオーブンで焼ける大きさだ。
加熱時間は200℃で15分とあった。
実際は、予熱をかけていた家のオーブンで、大体200℃20分強でいい具合だった。
店舗には三種類のピザがあった。マルゲリータっぽいもの、2種類のチーズぶっかけ、海鮮ものであった。今回は2種類のチーズぶっかけを購入した。
味の感想は、思ったより普通笑
生地はイタリア風の薄いものではなく、アメリカンな分厚いものだ。
乗っているチーズは、普通にスーパーに売っているプロセスチーズっぽい感じであった。
もう少しお店で食べるような味を期待していたのだが、ジャンキー感が否めなかった。
実のところ、クワトロみたいなものを想像していたので、ちょっとがっかりした。
それでも数日前食べた◯ミノピザよりはマシだと思った。あれはヤバイ。
まぁコストコのは超ビッグサイズだし、それで1500円くらいだから、チェーンの宅配ピザよりはいいのではないかと思った。
買ったもの2:PBのクラフトビール
さて、次に目当てのクラフトビールだ。
pale ale、kolsch、ipa、session ipaの4種類だ。
1本354mlで各6本。合計24本で1ケースだ。
kirk land signatureというメーカーだ。
見慣れないブランドだが、どうやらコストコの自社ブランドらしい。
常温か冷蔵が美味いのか判断しかねたため、とりあえず冷蔵庫に各種ぶちこんで冷やして飲んでみた。
以下感想。
pale ale
あ、エールだな、という感じ。
ただ最近は日本のクラフトビールばっかり飲んでいて、わりとフルーティなものが多かったため、純粋な苦さを感じた。
それでもラガーのそれとは違う。
まぁ、悪くはないかな、というのが正直な感想だ。
kolsch
ケルシュ自体、別に好きでも嫌いでもない。
こいつはクセのない感じ。
まぁ好きでも嫌いでもないな、という感想だ(雑すぎる)。
ipa
僕はipaが大好きなのだ。
最近はクラフトビール屋に行くとipaばっかり飲んでいる。
さて、そんな自称ipa評論家の僕だが、このipaは、まぁ普通であった笑
うん、ipaだな、という後からくる苦味がしっかりあった。
若干苦味は強めかな、という印象。
フルーティさは無い。
session ipa
これが一番美味しかった。
フルーティ厨ではないけど、フルーティさがあり、ほどよく苦味が効いて美味しかった。
某メーカーの「◯ビール◯ビール」という商品があるが、あれのいい香りを削って、苦味を強めた感じである。
いや、美味しいのですよ。
以上が拙い各ビールの感想だ。
激安スーパーはわからないが、一般的なスーパーではクラフトビールは高い。
キリンやアサヒの普通のビールよりも高めである。
一方、今回購入したこのビールは1本180円ちょいくらいか。
個人のべろメーターにもよるだろうが、この値段でクラフトビールを楽しめるのなら、まぁ悪くはないかな、というのが正直な感想だ。
他に買いたいのはoikosくらい?
商品のプライスはほんとに微妙なラインで、「あと、もうちょっと…もうちょっとだけ安くなってくれよ…!!」みたいな価格帯が多い印象だ。
一方oikosヨーグルトは、コンビニでもスーパーで見ても、1個120円ちょいくらい。
このヨーグルト、栄養価的にはとても優れていて(高タンパク、脂肪0)、トレーニーの味方である。
コストコではこれが1000円くらいで売られていた。
1個あたり100円切るので、安い。
貧乏トレーニーの僕はかなり惹かれた、今回は買わなかったが。
というわけで、コストコは本当に物による。
また完全に余談ではあるが、店内のお客さんを観察すると、標準BMIオーバーしていると思われる方が結構いらっしゃる。
コストコに通うから太るのか、はたまた太めだからコストコに満足を求めるのか。
卵が先か鶏が先か、みたいなことを店内でブラブラしながら思った次第だ。
しかしそれにしても、あの人の多さとバカでかいカートの操作にはうんざりで、多分今後も滅多なことでは行かないだろう。
人によるのだろうが、僕はちょっとあの空間が苦手だ。いずれ会員も抜けると思う。
というわけで、今月の下旬あたりに、simフリーの端末を購入しに、また潜入調査を予定している(結局行くんかい)
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