カイドーは本が好きだ。
元々そんなに読書をする方ではなかった。
よく本を読むようになったのはここ2、3年の話だ。
読むジャンルだが、最近はビジネス書が多い。
以前は何となく敬遠していたのだが、あながちバカに出来ないな、と感じることが多い。
読書が高尚なものとは決して思わないが、何かしら自分にとってプラスになる。
さて、日常的に読書をする上で、以前ある悩みがあった。
本を読んでも、少し時間が経つと中身を全然覚えてないのだ。
読んだ直後は「よし、やるぞ」という気持ちになったり、「この方法、明日業務で使ってみよう!」と思うのだが。。。
一時期、自分の頭の悪さに絶望していた。
後に有名な「忘却曲線」を知り、しょうがないことなのかなぁとも思った(翌日はほぼ忘れてますからね)。
しかしその一方で、本を読んでも忘れてしまう問題への対処法は全くないのだろうか、と悶々としていた。
そんな中、出会ったのが「レバレッジ・リーディング」だ。
著者の語る読書の重要性
著者は本田直之氏。
「一万円起業」の翻訳などでも有名である。
冒頭、氏は読書の重要性について以下の様に述べている。
ビジネス書の値段は、だいたい一二〇〇~一八〇〇円です。仮に一冊一五〇〇円としましょう。この一五〇〇円の本から学んだことをビジネスに生かせば、元が取れるどころか、一〇倍、いや、一〇〇倍の利益が返ってきます。これはわたし自身や周囲の成功者の実績から弾き出した数値です。
(中略)
一〇〇倍ということは、一五〇〇円が一五万円になるのです。つまり、わずか一五〇〇円の本の中に、一五万円の価値が隠されているのです。読書ほど格安の自己投資はありません。
レバレッジ・リーディングとは
著者は本をめちゃくちゃ読むらしいのだが、レバレッジ(てこ)をかける「レバレッジ・リーディング」を実践しているとのこと。
本書の後半では、そのレバレッジ・リーディングのやり方が載っている。
読書後のフォローは絶対必要。 線を引いたところを抜粋した「レバレッジメモ」を作る。 メモは常に持ち歩き、空き時間に何度も読む。 メモはパソコンで作ってプリントアウトするだけ。 メモはテーマ別、データ別、引用文に分類すると使いやすい。 基本的に一度読んだ本は、よほどの良書でない限り、もう読み返さない。 メモの内容を実践で活用し、条件反射的に行動できるようにする。
簡単にいうと、線を引いた箇所のみを抜粋したメモを作り、常に持ち歩いて繰り返し読んで、頭に叩き込め!ということだ。
僕はこれに感化され、一時期レバレッジ・リーディングを実行していた。
ただ、その中で問題となったのが、レバレッジメモを作る手間だ。
本の線引箇所をPCに打ち込むのに時間がかかって(かかりすぎて)、いまいちレバレッジを感じることが出来なかった(メモを作って達成感を味わっていたのは否めない)。
著者はアルバイトをやとってメモを作っているとのことだが、貧乏リーマンである僕にはとてもそんな余裕がない。
そこで、ちょっとだけレバレッジ・リーディングを自己流に改良している。
レバレッジ・リーディングと相性のいいkindle
最近の読書は専らkindleを用いる。これが非常にレバレッジ・リーディングとの相性がいい。
Kindleでの読書では、驚くほどスルッとマーカーを引ける。
そして線を引いた箇所はkindleのサイトでマーカー箇所のみ抜粋して見れるのだ。
これをコピペしてメモを作り、自分のクラウドに放り込んでいる。
するとPC・スマホどちらからでもチェック出来るレバレッジ・メモをストック出来る。
現状、この方法で読書をしている。
インプット→アウトプットは勿論早いほうがいい。
堀江貴文氏は「本なんて読んだらすぐアウトプット」とどこかで語っていた。
本当は、本を読み終えたらツイッターで「要約+自分の考え」をツイートするのが最適解なのかもしれない。
それでも僕は自己流レバレッジ・メモを続けるだろう。
シナプスの様に点と点がつながる瞬間とは、自分のレバレッジ・メモを画面に並べて考えている時だったりするからである。
多分。
糸冬